紙の日報を、現場で使えるタブレット入力へ
製造現場では、作業が終わったあとに紙の日報へ生産数や不良数を記入していました。
しかし、日報を書くこと自体が現場の負担になる一方で、記録された内容を後から集計しなければ、生産状況や不良の傾向をすぐに把握することはできません。
また、外国人スタッフも働く現場では、文章で日報を書く運用そのものが難しくなっていました。
そこで、仕事をしながら必要な事実だけを入力できるタブレット画面へ変更しました。
課題
紙の日報を書くことが現場の負担になっていた
現場では製造作業とは別に、作業後の日報記入が必要でした。
生産数、不良、作業内容などを紙へ記録しても、その情報を管理側で使うには、後から確認・集計する必要があります。
外国人スタッフには文章の日報が難しい
日本語・ベトナム語・英語など、現場では複数の言語を使うスタッフが働いています。
文章を書くことを前提にすると、入力できる人や記録内容に差が出てしまいます。
今どこまで生産が進んでいるのか分かりにくい
紙の日報は「結果の記録」にはなりますが、現在の生産状況をその場で確認する用途には向いていません。
管理者が全体状況を知るまでに時間が掛かっていました。
対応
現場のタブレットから、その場で実績入力
現場では、生産作業をしながら必要な項目を選択・入力します。
文章の日報を書くのではなく、
生産数
不良
付帯作業
担当者
設備・作業状況
など、後から利用できる事実を記録します。
現場は「日報を書く」のではなく、仕事をして入力するだけです。
日本語・ベトナム語・英語を切り替え
入力画面は、作業する社員に合わせて言語を切り替えられるようにしました。
日本語だけを前提にせず、外国人スタッフでも同じ業務データを入力できます。
言語が違っても、保存される業務上の事実は同じです。
タブレットで使いやすい画面へ
事務所のPC画面をそのまま現場へ持っていくのではなく、
- 大きなボタン
- 数字を入力しやすい操作
- 必要な情報だけを表示
- バーコード等を利用した入力
- 作業中でも迷いにくい画面
など、現場での操作を前提にしています。
記録したことで、見えるようになったこと
タブレットから記録された情報を蓄積することで、
何を、いつ、どれだけ生産したか
どの工程・設備で作業したか
どのような不良が発生したか
どのような付帯作業が発生したか
生産予定に対して、どこまで進んでいるか
を確認できるようになります。
紙の日報を保管するだけではなく、会社で利用できるデータとして残ることが大きな違いです。
管理者・経営者にも同じ事実が見える
現場で入力された情報は、生産進捗や実績確認の画面へつながります。
管理者が現場へ確認しに行かなくても、
生産予定
生産数
不良数
作業状況
などを確認できます。
現場と管理側が別々に数字を持つのではなく、現場で記録された事実を会社全体で利用する仕組みにしています。
日報のデジタル化が目的ではありません
紙をタブレットへ置き換えるだけなら、単なる「ペーパーレス」です。
ObjectWorksでは、その先を重視しています。
現場で記録された事実を蓄積することで、
生産進捗の把握
不良の傾向確認
作業負荷の把握
改善点の発見
原価・価格転嫁を説明するための材料
などへつなげられます。
つまり、
日報を書くための仕組みから、経営に使える事実を残す仕組みへ
変えていきます。
現場の入力を、会社の経験へ
現場では毎日さまざまなことが起きています。
不良が発生した。
予定より時間が掛かった。
付帯作業が増えた。
特定の工程に負荷が集中した。
これらを記録しなければ、時間が経つと「経験」や「感覚」だけになってしまいます。
現場で入力した事実を蓄積することで、会社として振り返り、改善に利用できる情報になります。
現場の事実を、会社の経験へ。
この考え方が、今回の仕組みの基本になっています。
まずは、今の現場をお聞かせください
紙の日報をそのままデジタル化する必要はありません。
今どのように作業し、誰が何を記録し、その情報を管理者がどう使っているのか。
現在の仕事の流れを見ながら、必要なところから一緒に考えます。